1・ペプチド結合
2・シスチン(S-S)結合
いる状態を保ちます。髪のpHがアルカリ性に傾くと、イオン結合が切断されてしまいます。
4・水素結合
利用しています。次の日シャンプーするととれてしまいます。 |
パーマ剤の反応プロセスと4つの結合は深い関係があります。
4つの結合のうち、3つの結合を切断し、美容技術の中で最も効率的に髪をやわらかくさせることのできる薬剤がパーマ剤です。
・水素結合 ← | 薬剤塗布で切断します。 |
・イオン結合 ← | パーマ剤がアルカリ性なので髪のpHもアルカリ性に傾くことによって切断します。 |
・S-S結合 ← |
1剤の還元作用で切断します。 |
2剤の酸化剤で戻せるのは、シスチン(S-S)結合だけです。pHを等電帯(pH4.5~5.5)にし、髪をドライにすることで、イオン結合と水素結合を元に戻します。
ウェーブはこの3つの結合で作られているので、パーマ処理においては、3つの結合をしっかりと戻すことが重要です。
これができていないと、タンパク質の軟化、間充物質の溶出によりウェーブの固定化ができず、ウェーブがとれやすくなります。さらに、髪の強度低下にもつながります。